2011-02-12

1/27和訳

2011年も、もう1ヶ月が経ちましたね。時間にさえも「もう少し、ゆっくり動いていいのよ」と声をかけたくなります。そんな思いを抱きながらも、私がうまく生きているように見えるのは、日々「する」ことがあるからでしょう。ここでの私たちの「SLOHAS」に生きる試みは、すべて「する」ことに集約されています–それは一定のものであって、肉体労働や泥まみれになりながら「する」ことであったりします。私はいつもそれらの「する」ことを、早く早く進めようとしてしまいます。(なぜなら、ただ「この土地をつくり上げる」ということよりも、もっと多くのものを生み出したいから!)いつも思うことですけれど、私ってなんて不良なナマケモノ!

都会の「豊か」とされる世界に暮らす大多数の人々との間にある深く大きな溝に、橋を架けることはとても難しいことです。彼らの考える快適で安全な環境は、命をつなぐために最も大切な源である食物、水、エネルギーが溢れる場所とは、遠くかけ離れたところにあります。彼らのしているほとんどの豊かとされる経験は、「仮想」現実の中で繰り広げられていることにも気付かないまま・・。

私のベストフレンドの何人かは、パーマカルチャーという考えに大きな影響を受けています。たしかに、自分の庭から家族のために十分な食べ物を収穫することは、あらゆる面でハードワークを伴うけれど、欲しいものを欲しい時にお金をつかって手に入れる行為よりも、はるかに簡単である、ということにも彼らは気付き始めています。(選択権がない「貧しい」国に暮らす人でない限り・・。)

とはいえ、私たちは働くことを要求されていますよね?私たちの体や頭は、フルに使ってあげた時にこそ喜びを感じます。筋肉がつくられ、血はめぐり、酸素が流れ、あらゆる経路がつながっていく–これが生きている、ということ。そして私たちの体は、ちょっとした汚れやバクテリア、はたまた寄生虫ともうまく共存しながら、常に進化し続けてくれています。私たちの体が弱り調子が悪くなることを理由付けに、殺菌消毒をしたり、環境をコントロールすることが私たちのしようとしていることではないですよね?私は、自然に囲まれた暮らしの中で、自分のペースで自由を創造するために、ヨガと瞑想をとりいれていますよ。

カエとここで共に過ごした時間を経た今(カエは英語を勉強するために、ゴールドコーストへ行くことに決めました。)慣れ親しんだ心地よい環境から、完全に新しい世界へシフトすることが、どれだけ大きなチャレンジを伴うか、ということを実感し始めています。と同時に、今私はたくさんの計画を手がけていて、すべてを「する」、成し遂げたい!となれば、もっとたくさんのヘルプやサポートが必要だわ!と実感しています。2011年、この1年で、すべての計画を進めていかなくっちゃ!
こちらはこの2週間での、主な出来事。



パチャが、トイレの壁を塗り替えることに決めました。私がリサイクルショップで残り物のインクを買ってくると、ヤニが「バシャッ」と勢いよく壁にインクをかけました。

カエが私たちと共に暮らし始めてから、別々に用を足す場所をつくりました。(一定の尿を保存する場所で、それらは柑橘系の木たちの肥料となります。)コンポストトイレ(堆肥をつくるトイレ)には、ほとんど臭いがありません、それは私たちができるだけ尿を加えないように試みていることが理由のひとつです。






PTAのお仕事で、私たちは今学校に新しいプレイグランドをつくるためのヘルプをしています。プレイグランドが完成したら、子どもたちがとっても喜ぶ姿が目に浮かぶからでしょうか、素晴らしいことに、生徒たちのほとんどの両親がヘルプを申し出てくださっているのですよ。(それに、両親の90%もの人たちも、プレイグランドができることをワクワク待ち望んでいるんです!)この暑い暑い夏の日々、校長先生さえも積極的に私たちと共に汗を流してくれる姿には、感心してしまいます。一緒になって穴を掘ったり、柱つくりのためのコンクリートを運んだりしています。






サーフィンの季節がやってきた!パチャとヤニと一緒にアイルーカ・サーフィンクラブに申し込みに行ってきましたよ。





馬のオリーは、その優しく穏やかな存在で、いつも私たちの心を潤わせてくれます。子どもたちのための、お馬さんデーです。オリーはもう最年少のお客さんを乗せてしまいました、生後3ヶ月のシルビーちゃんです!






ミナミが残していったサワー種酵母(トモコから引き継いだもの)で私はパン焼き器を使ってパンを焼くことに成功しました。そうです、ここはちょっと妥協してしまいました-ソーラー電気を使ってパン焼き器(友達から譲ってもらったもの)の充電をし、時間とエネルギーを節約したのです、ほかの事に当てるためにね。パチャとヤニは、パンの香りが大~好きで、学校のランチに早速持って行きたいんですって。

【翻訳:小倉明子】

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