2015-01-30

2015年〜謙虚さと共に

2015年1月4日掲載分

「時が来た。声を落とし、機械的な振る舞いを地球のいのちのプロセスに押し付けるのを止める時が。支配、命令、強制、制圧するという衝動に抗い、全生命の拠り所である大きなコミュニティーの導きに実に謙虚に従い始める時が。」 トマス・ベリー

また一年が終わり、新たな年が始まった事をカレンダーが教えてくれています・・・

私の愛情と幸せを願う気持ちは、この地球中の友人たちに向けられています。優しい心を持ち、理にかなった世界を作ろうとしている、平和と癒しをもたらすためにできることをしている友人たちに。
2015年も良い年に!

ニュース報道は、驚天動地の現実(巻きこる異常気象、うなぎ上りの絶滅率、悪化する社会的格差)と、くだらない戯言(誰も大きなお尻を気にしてないでしょ?)を並べてごちゃ混ぜにしたものばかり。

この日記を読んでいる多くの人と同じように、私は(あらゆる種類の)情報を受け取り過ぎていて、適切に処理できないし、行動を起こしてみても自分の小さな行いなど無益だという感覚を振り切れません。例えば、毎日行くビーチで、小さなプラスチックのゴミを両手いっぱい拾っているのに、他にどれだけたくさんあるのかしらと想像せずにいられません。至る所で、歩く人誰もが、新しい水のペットボトルを持っているようで、個人個人が変わるようにするのは、ちょっと無理なのではと・・・

現在の環境ムーブメントや環境政治活動は、私たちが直面している恐ろしい現状を作り出してしまった構造と支配的思考パラダイムにしばられていて、それを若干の嫌悪感をもって見ている自分を否定できません。それでも、あちこちで最善を尽くしている運動家たちに感謝しています。ただ、私はどうしても同じことを何度も何度も繰り返すことには耐えられません。また、これを「仕事」としてすることも、まず無理でしょう。ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ と共に活動し、ローカル化ムーブメントに取り組むことが一番納得がいきます。また、少し「踏みとどまり」、家族を優先する方法を学んできています。

自然や海が近いとは言え、街に暮らしていると気持ちが落ち着かず、行き交う車や大看板、ショッピングセンターのネオンライトに心を乱されます。そして、子供たちは「モノ」に誘惑され、挑発されています。

母と暮らすのは素晴らしくて、思うに、私たち全員が驚くほど、とても上手くいっています! 気の向くまま朝食や夕食を共にして、テレビの陽気なコメディーを一緒に観て、世界中にいる家族と「スカイプして」、学校での事や最近の政治の「時事問題」を話し合う。私たちは本当に恵まれています。

それから、彼女の健康「問題」のどれもが改善してきたようです。彼女はジムで運動し、働き蜂のように忙しくして、時間もエネルギーもいつも他の人と分かち合っているのです。なんと感化されることでしょうか!

私たち家族はみんな健康に恵まれています。パチャとヤニは、あふれんばかりの活力と精気で輝いています。
彼らの輝きに浸り、エネルギーを充填。また同時に、私は、(出来れば)彼らを正しい方向へ導くため、彼らにおいていかれないようにしています。

だから、この暮らしに深い感謝の念を抱きつつ、みなさんに友好と感謝の気持ちを送ります。私たちがこの美しい地球(ほし)にいられるうちに、心からの平和と人生の明確な意味を見いだせるように、この祈りを分かち合いつつ。

愛を込めて


アンニャ

【翻訳:沓名輝政】

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